2013年07月28日

2.計画

千里ニュータウンとは

2.計画

近隣住区理論にもとづいた計画都市

千里ニュータウンでは最初に「マスタープラン」を作り、「近隣住区理論」にもとづいて、道路・鉄道・公園・学校・商店などを総合的・計画的に配置しました。この点が旧市街地とまったく異なる点です。計画には日本の英知が集められ、欧米のニュータウンの先進事例がふんだんにとりいれられました。

【千里丘陵住宅地区開発計画図】
千里丘陵住宅地区開発計画図
出典:大阪府『千里ニュータウンの建設』
「地区」と「住区」

全体を南、北、中央3つの「地区」に分け、さらに幹線道路で区切って「~台」「新千里~町」と名付けられた12の「住区(小学校区)」に分け、近隣センターや公園などを配置しました。それぞれの住区は60~100ha。この「 近隣 住区 理 論 」は20 世 紀のニュータウン建 設を支えた理 念の一つで 、1920 年代にアメリカのペリー (Clarence Perry)によって体系化されました。

多様な住宅のミックス

さまざまな人々が調和したコミュニティを形成するよう、戸建住宅、集合住宅(公的賃貸住宅:公営/公社/公団(UR)、分譲集合住宅)、社宅など、あらゆる種類の住宅を用意しました。住区の中心に集合住宅を、周辺に戸建住宅を配置し、都市景観を演出し、より多くの住民が短時間で主要施設にアクセスできるよう工夫されています。

豊かな緑地と安全

全体面積1,160haのうち、住宅地は約42%。このうち戸建住宅と集合住宅はほぼ 同じ面積です。道路、公園などの公的空間をふんだんに取り、とくに「公園・緑地」は全体の約21%も確保しています。環境を守るためにニュータウン全体を周辺緑地で囲み、地区ごと、住区ごとに公園があります。この緑の多さは、それ以前の団地や後続のニュータウンと比べても、きわだった特長となっています。

豊かな緑地と安全
出典:千里ニュータウン再生連絡協議会
『第1回千里ニュータウン再生のあり方検討委員会資料』

住民の安全のため、歩行者とクルマの動線は極力分離されています。丘陵の変化に富んだ地形を利用して広い空地を建物で取り囲み、各所に道路から入り込んだサービス用のクルドサック(袋路)を設ける「ラドバーン配置」も採用され、住民に広々とした静かな空間を提供しています。

写真提供:大阪府

→3.変化へつづく



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